書籍名 | 鴻爪痕 =前島密伝= 副読本:前島密 =創業の精神と業績= |
著者・編者 | 財団法人前島会 著 井上 卓朗 著 |
体裁 | A5判上製本2冊組特製函入 鴻爪痕:730頁 副読本:224頁 |
発行日 | 平成29年8月30日(復刻版) |
定価(税込) | 8,148円 |
ISBNコード | ISBN978−4−86355−066−7 C2065 ¥7407E |
内容 | 「鴻爪痕(こうそうこん)」は、昭和30年に前島会から出版されて以来、しばらくは公刊されておりません。2年後に前島翁没後百年を迎えるにあたり「鴻爪痕」を再刊することになりました。本書には、新たに前島の人生と業績を分かりやすく解説した240頁の解説書「創業の精神と業績」を付けてあります。同書には、前島密に関する資料を多数収録しましたので、図録としても楽しんで頂けると思います。 『鴻爪痕』について:前島翁が晩年、芦名に隠居した後に自ら記したのが鴻爪痕の自叙伝で、その生誕から書き起こし、幕末に徳川氏に仕え、後に明治政府に登用され、新政府に参与した事績を書き述べています。ただし、明治9年までで執筆が終わっているので、後半生録、逸事録、夢平閑話、郵便創業談、追懐録を加えて市島謙吉が編者となって大正9年に「鴻爪痕」を出版しました。昭和30年、追懐録に小山まつ子氏他2名の原稿を追加し、後半生録に追補などを行って財団法人前島会(現:公益財団法人通信文化協会)より改訂版と言える新版を発刊しました。本書はその復刻版です。鴻爪痕は、前島翁自ら号した鴻爪に由来するもので、「雪解けのぬかるみの泥にのこされた渡り鳥の爪痕は、痕跡もなく消え去ってしまう」人の業績は風化し、消え去ってしまうという前島密の人生観に基づいています。 ※『鴻爪痕』の本文は、昭和30年に財団法人前島会が刊行した『鴻爪痕』改訂再版の複製です。ただし、表紙については、懐古の趣を醸し出すために大正九年の初版を現代の技術で可能な限り復刻を試みました。 |